秘書検定の筆記試験は「理論」と「実技」に分かれており、どちらかが高得点であっても合格はできず、バランスよく得点する必要があります。級によって出題割合が異なりますので、秘書検定の合格基準を理解しておきましょう。
秘書検定の筆記試験は各級とも「理論」と「実技」の2分野から出題されており、理論は「T秘書の資質」「U職務知識」「V一般知識」の3つ、実技は「Wマナー・接遇」「X技能」の2つの領域から構成されています。
合格基準はこの「理論」と「実技」のそれぞれの分野で60%以上の正解が必要とされています。つまり、どちらか一方の分野で高得点を挙げても、もう一方が60%に達しない正解率であれば不合格となります。
そのため、自分が受験する級における「理論」と「実技」の出題割合を知り、バランスよく得点できるよう準備する必要があるのです。
試験の級によって「理論」と「実技」の出題割合は異なっており、2級・3級では35問中実技が22問で6割強、準1級では20問中実技が14問で7割を占めています。また、実技の中でも「マナー・接遇」の出題割合が「技能」よりも多くなっています。
しかしながら、「理論」と「実技」はバランスよく点数を採る必要があるため、実技に偏った勉強をせず、理論(秘書の資質、職務知識、一般知識)もしっかり押さえるようにしましょう。
各級の出題割合を以下に示します。
級 | 出題形式 | 秘書の資質 | 職務知識 | 一般知識 | マナー・接遇 | 技能 |
---|---|---|---|---|---|---|
3級 | 択一式 | 5 | 5 | 3 | 10 | 8 |
記述式 | ― | ― | ― | 2 | 2 | |
2級 | 択一式 | 5 | 5 | 3 | 10 | 8 |
記述式 | ― | ― | ― | 2 | 2 | |
準1級 | 択一式 | 2 | 2 | 2 | 5 | 3 |
記述式 | 1 | 1 | 1 | 3 | 3 |
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