秘書検定は4段階の級に分かれており、筆記試験の出題範囲は共通であるものの、9割が選択問題であったり、すべてが記述問題であったりと、級によって出題形式が異なります。秘書検定の出題形式について理解しておきましょう。
秘書検定の出題形式は各級によって異なっています。2級、3級は筆記試験のみで、問題の9割ほどがマークシート式の五肢択一問題となっています。記述式は単語やフレーズの穴埋め問題がほとんどであり、簡単なグラフ作成やビジネス文書の穴埋め問題なども出題されます。
準1級の筆記試験は択一問題が約5割、残りが記述問題で、1級の筆記試験はすべて記述式となっています。級が上がるごとに試験内容も複雑になり、文章で記述するパターンも増えます。
また、準1級と1級の試験には筆記試験のほかに面接試験もあります。面接試験は筆記試験合格者のみ受ける事ができます。各級の出題形式を以下に示します。
3級 | (筆記試験) 5肢択一問題が9割、残りが記述問題 |
2級 | (筆記試験) 5肢択一問題が9割、残りが記述問題 |
準1級 | (筆記試験) 5肢択一問題が5割、残りが記述問題 (面接試験) 3人1組で約10分間、簡単なロールプレイング(あいさつ、報告、状況対応)などを行う |
1級 | (筆記試験) すべて記述問題 (面接試験) 2人ずつで15分程度のロールプレイング(報告、応対など)と質疑応答を行う |
秘書技能検定は1級、準1級、2級、3級の4段階に分かれていますが、出題範囲は以下の5つの項目で共通しています。
@ 必要とされる資質
・秘書としての仕事を処理する能力がある
・判断力、記憶力、表現力、行動力がある
・機密を守れる、機転が利くなどの資質を備えている
・身だしなみの心得、良識がある
・誠実、明朗、素直などの資質を備えている
A 職務知識
・組織における秘書の機能を知っている
・上司の仕事について知り、事務代行を行う事ができる
B 一般知識
・社会常識、時事問題について理解がある
・経営管理一般、組織、人事、労務、生産技術とシステム、
国際経営について知識がある
C マナー・接遇
・人間関係を改善するよう配慮する事ができる
・接遇のマナーを活用する
・面接会話、適切な電話会話ができる
・慶事、弔辞の次第、それに伴う庶務を心得ている
D 技能
・会議について知識を持っている
・口述の要領、筆記ができる
・受発信事務ができる
・カタログ、雑誌、録音データなど資料類の整理ができる
・日程の作成と管理ができる
秘書技能検定は1級、準1級、2級、3級の4段階に分かれていますが、出題範囲は以下の5つの項目で共通しています。
@ インターネットからの申し込み
A 書店からの申し込み
B 郵便申し込み(現金書留)
級 | 受験料 |
---|---|
1級 | 7,800円 |
準1級 | 6,500円 |
2級 | 5,200円 |
3級 | 3,800円 |
準1級と2級を併願 | 11,700円 |
2級と3級を併願 | 9,000円 |
級 | 試験時間 |
---|---|
1級 | 150分 |
準1級 | 140分 |
2級 | 130分 |
3級 | 120分 |
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